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呉政憲、台湾高雄県鳳山出身で、田舎生まれ田舎育ちの少年は17、18歳の時に既に中国茶をこよなく愛し、また茶壺の収集に凝っていました。しかし、集めた茶壺が増えるに連れ、政憲が世の中にある多くの茶壺のデザインや使い勝手などに疑問を生じるようになり、「茶壺がこうであるべきだ」という使命感のもと、科班出身でもなければ工藝美術大師や紫砂名人に師事した事もない彼は、自分なりに模索し、多くの困難を克服したのち、とうとう茶壺を作り上げました。
それからの呉政憲は、茶壺の研究に没頭し独学の作品制作に自分の全てを捧げ、その険しき道のり、政憲を励みまた支えて来たのは彼の妻であり良きパートナーでもある劉映汝です。二十数年の歳月はあっという間に過ぎ、この間、彼は千種類以上の台湾土を使って色んな製法を試して来ました。もちろん、挫折や失敗もありましたが、彼はめげる事なく、失敗の中から経験を学ぶようにして来ました。
二十数年の間、彼は台湾中を歩き回り、台湾各地の銘茶を味わい、そして台湾のお茶は台湾の土で作った茶壺が最もその良さを引き出せると気づきました。日本の九州ぐらいしかない台湾は独特の地形のより、全土に良い土をもたらしています。台湾には黄金鉱、花東地区には上質の土鉱、浦里には黒膽石、亀甲石、鐡丸石等々……そう、台湾は古くから宝島と呼ばれています。台湾の土で制作された台湾壺は素朴さを持ちながら気品を失わず、制作レベルも高い、なにより土地の茶葉を一番美味しく出してくれます。
このような理由から、台湾土にこだわり続けてきた呉政憲氏はコレクター達から高い支持を得ることができ、断固たる地位を築き、台湾を代表する茶壺作家になりました。
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